この記事でわかること

川崎市は二人以上世帯収入約1,094万円で6都市最高、課税所得421万円で2位ですが、金融資産は平均約1,863万円です。稼ぐ力が強くても資産順位は同じになりません。若い現役世帯が多い川崎の「フロー先行型」家計を読みます。

川崎市の主要経済指標まとめ

指標数値読み方
二人以上世帯の年間収入10,940千円(約1,094万円)6都市の公表平均で最高
金融資産残高(平均)18,626千円(約1,863万円)収入順位とは一致しない
1人当たり課税所得421万円6都市2位
失業率(2020年度・概算)3.3%公式APIの6都市比較で最低
将来人口2045年160.7万人2025年以降も増加推計
二人以上世帯の年間収入 10,940千円(1,094万円) 数値
金融資産残高(平均) 18,626千円(1,863万円) 数値
1人当たり課税所得 421万円 数値

収入は首位、資産はまだ蓄積途上

世帯収入約1,094万円と課税所得421万円は、川崎の現役所得の高さを示します。一方、金融資産平均は約1,863万円で、東京23区・横浜などを下回ります。

2020年度の公式API値では労働力人口74万1,499人、完全失業者2万4,145人で概算3.3%です。2045年まで人口増が推計され、高齢化率19.6%と若い構成が、収入と資産の時間差に関係します。

東京通勤と市内研究開発、若い転入世帯がつくる

地域背景の読み解き

武蔵小杉・宮前・麻生には東京勤務の30〜40代共働き世帯が住み、中原区の富士通、幸区周辺のNEC、川崎区のJFEスチール・三菱ふそうなど市内にも高付加価値雇用があります。

再開発マンションへ転入した世帯は高収入でも住宅取得・子育ての途中で、金融資産の蓄積はこれからです。川崎は「貯めていない」のではなく、稼ぐ現役世帯の比率が高い都市として読む方が自然です。

読み取りの注意点

読む前の注意

資産統計は平均値であり、中央値や資産分布を直接示すものではありません。また、二人以上世帯が対象で、金融資産以外の不動産資産は含まれない場合があります。

本文では公表統計の数値を中心に整理しています。統計表から直接確認できる数値と、背景要因の解釈は分けて読む必要があります。

まとめ|川崎は稼ぐ力が資産形成に先行する都市

この記事の結論

川崎市は世帯収入・課税所得・人口成長が強く、金融資産は相対的に低いフロー先行型です。 東京通勤と市内雇用の二本柱で稼ぎ、若い世帯が住宅・子育てを経て資産を積み上げる構造です。

  • 世帯収入約1,094万円
  • 課税所得421万円
  • 金融資産約1,863万円
  • 失業率は公式API値で概算3.3%

出典:記事末尾の「分析ノート」に記載した公表統計


📊 分析ノート

本記事は以下の統計データをもとに作成しています。

  • 使用統計:

- 総務省「全国家計構造調査(世帯資産)」(統計表ID:0003426527、e-Statで見る)
- 総務省「全国家計構造調査(世帯収入)」(統計表ID:0003426439、e-Statで見る)
- 総務省「社会・人口統計体系(労働)」(統計表ID:0000020106、e-Statで見る)

  • 対象地域:川崎市
  • データ取得日:2026年6月6日

※ グラフ・表の数値は上記統計データをもとに独自に集計・可視化したものです。

  • 注意点:本文では公表統計の数値を中心に整理しています。資産の分布や世帯差など、本文外の要素もあるため、統計表から直接確認できる数値と解釈は分けて読む必要があります。

※ 表の数値は上記統計データをもとに整理したものです。