この記事でわかること

神奈川県の所定内給与額は2020年37万2,800円から2023年38万4,100円へ、1万1,300円・3.0%上がりました。特に30〜34歳は3万2,500円・10.3%増です。男女比だけでなく、総額と若い年代の伸びを主役に読み直します。

神奈川県 年齢計 所定内給与額の推移(男女計・千円)

年男女計男性女性女性比
2020年372.8390.7297.476.1%
2021年376.4392.3299.876.5%
2022年381.6399.6306.376.6%
2023年384.1408.5314.476.9%
2020年 76.1% 女性比
2021年 76.5% 女性比
2022年 76.6% 女性比

年代別の変化:若い世代ほど上昇幅が大きい

年齢2020年2023年増加額増加率
20〜24歳234.7254.9+20.2+8.6%
25〜29歳279.8297.8+18.0+6.4%
30〜34歳316.2348.7+32.5+10.3%
40〜44歳396.4411.9+15.5+3.9%
50〜54歳428.3440.6+12.3+2.9%
55〜59歳441.8454.9+13.1+3.0%

4年で1万1,300円増、30代前半は10.3%増

年齢計は2020年37万2,800円、2021年37万6,400円、2022年38万1,600円、2023年38万4,100円と4年連続で上がりました。

年代別では30〜34歳が+3万2,500円で最大、20〜24歳+2万200円、25〜29歳+1万8,000円です。40〜50代は+1万2,000〜1万5,000円程度で、若い層ほど伸び率が高くなっています。

若手採用競争と研究開発人材需要が下側を押し上げる

地域背景の読み解き

横浜・川崎・厚木には日産自動車、富士通、NEC、ソニーなど研究開発・技術職が集まり、東京のIT・専門職市場とも人材を奪い合います。若手の採用難と初任給引き上げが、20〜30代の伸びに表れた可能性があります。

ただし各年の統計は同じ人を追跡したものではなく、調査企業・労働者の年齢、男女、産業、企業規模構成が変わります。4年で全員が3.0%昇給したという意味ではありません。

読み取りの注意点

読む前の注意

所定内給与額は賞与や時間外手当を含みません。また、産業構成・企業規模構成・職種構成の違いまではこの表だけでは分かりません。

本文では公表統計の数値を中心に整理しています。統計表から直接確認できる数値と、背景要因の解釈は分けて読む必要があります。

まとめ|神奈川の賃金は上昇、主役は20〜30代

この記事の結論

神奈川県の年齢計賃金は4年で1万1,300円上がり、特に30代前半の伸びが大きい結果です。 若手採用市場の強さは見えますが、物価上昇後の実質賃金とは別です。

  • 37万2,800円から38万4,100円へ
  • 増加額1万1,300円、+3.0%
  • 30〜34歳は+3万2,500円、+10.3%
  • 同一人物の昇給率や実質賃金ではない

出典:記事末尾の「分析ノート」に記載した公表統計


📊 分析ノート

本記事は以下の統計データをもとに作成しています。

  • 使用統計:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(統計表ID:0003426933、e-Statで見る)
  • 対象地域:神奈川県
  • 対象年:2020年・2023年
  • データ取得日:2026年6月6日

※ グラフ・表の数値は上記統計データをもとに独自に集計・可視化したものです。

  • 注意点:本文では公表統計の数値を中心に整理しています。産業構成・企業規模構成・職種構成など本文外の要素もあるため、統計表から直接確認できる数値と解釈は分けて読む必要があります。

※ 表の数値は上記統計データをもとに整理したものです。