この記事でわかること

相模原市は2023年に2,321人の転入超過でも、人口は2020年約72.5万人から2045年約68.2万人へ減る推計です。橋本のリニア新駅計画は大きな機会ですが、一つの開発で広い市域全体の自然減と高齢化を止められるとは限りません。

相模原市 人口構成(2020年国勢調査)

指標数値
総人口725,493人
年少人口(0〜14歳)82,532人(11.4%)
生産年齢人口(15〜64歳)435,860人(60.1%)
老年人口(65歳以上)185,236人(25.5%)
昼間人口645,219人
昼夜間比率88.9%
転入数(2023年)32,014人
転出数(2023年)29,693人
純転入+2,321人
総人口 725,493人 数値
年少人口(0〜14歳) 82,532人(11.4%) 数値
生産年齢人口(15〜64歳) 435,860人(60.1%) 数値

将来人口推計:2030年代から減少

推計年推計人口
2025年719,711人
2030年710,265人
2035年697,762人
2045年682,037人(現在比 -5.9%)

転入超過でも2045年までに約4万3,000人減る

2020年は高齢化率25.5%、生産年齢人口60.1%です。昼夜間人口比率88.9%で市外通勤の多い住宅都市ですが、2023年は転入3万2,014人が転出2万9,693人を上回りました。

推計人口は2030年71万265人、2035年69万7,762人、2045年68万2,037人です。2020年比約5.9%減で、2030年代に減少が明確になります。

橋本の成長機会と津久井・既成住宅地の課題を分ける

地域背景の読み解き

橋本はJR横浜線・相模線、京王相模原線が交わり、リニア中央新幹線の神奈川県駅予定地です。相模大野も小田急線の拠点で、駅周辺には住宅・業務集積の余地があります。

一方、市域は工業・物流地域から津久井の中山間地域まで広く、高齢化や交通条件は均一ではありません。リニアの開業時期や波及効果には不確実性があり、2045年推計を「リニアで反転する」と書き換える根拠はありません。駅周辺の成長と市全体の縮小を同時に管理する都市です。

読み取りの注意点

読む前の注意

ここで示しているのは将来推計であり、実績値ではありません。今後の出生・死亡・転入転出の動向によって変わる可能性があります。

本文では公表統計の数値を中心に整理しています。統計表から直接確認できる数値と、背景要因の解釈は分けて読む必要があります。

まとめ|リニアは追い風でも人口減少を自動的には止めない

この記事の結論

相模原市は橋本の開発余地を持つ一方、2045年に約68.2万人まで減る推計です。 リニアを市全体の万能策とせず、駅周辺・既成住宅地・中山間地域で異なる再編が必要です。

  • 2020年人口約72.5万人
  • 2023年は2,321人の転入超過
  • 2045年推計約68.2万人、2020年比5.9%減
  • 橋本の成長と市域全体の高齢化は別々に考える

出典:記事末尾の「分析ノート」に記載した公表統計


📊 分析ノート

本記事は以下の統計データをもとに作成しています。

  • 使用統計:総務省「社会・人口統計体系(人口・世帯)」(統計表ID:0000020101、e-Statで見る
  • 対象地域:相模原市
  • 対象年:2020年
  • データ取得日:2026年6月6日

※ グラフ・表の数値は上記統計データをもとに独自に集計・可視化したものです。

  • 注意点:本文では公表されている将来推計人口の数値を中心に整理しています。推計値そのものと、その背景の解釈は分けて読む必要があります。

※ 表の数値は上記統計データをもとに整理したものです。