この記事でわかること

神奈川県の大企業と小規模企業の月額差は20代前半7,000円から55〜59歳13万6,100円へ広がります。22〜59歳を単純につないだ所定内給与の累積差は約3,583万円です。賞与・退職金を含まない限定的な試算として読みます。

神奈川県 企業規模別・年齢別 賃金(2023年・男女計・千円)

年齢大企業(1000人以上)中企業(100〜999人)小企業(10〜99人)大vs小の差
20〜24歳259.4257.8252.4+7.0
25〜29歳310.7306.4293.9+16.8
30〜34歳361.2349.8318.4+42.8
35〜39歳408.6389.3344.7+63.9
40〜44歳451.3421.6358.6+92.7
45〜49歳487.2452.8372.4+114.8
50〜54歳509.8471.3381.2+128.6
55〜59歳521.4483.7385.3+136.1
20〜24歳 +7.0 大vs小の差
25〜29歳 +16.8 大vs小の差
30〜34歳 +42.8 大vs小の差

生涯賃金(所定内のみ)の試算

年代月収差(大企業−小企業)期間の仮定累積差の概算
20代(22〜29歳)12千円8年約115万円
30代53千円10年約636万円
40代104千円10年約1,248万円
50代132千円10年約1,584万円
合計—38年約3,583万円

累積差の8割近くは40〜50代に生まれる

20代の累積差は約115万円、30代は約636万円、40代は約1,248万円、50代は約1,584万円です。合計約3,583万円のうち、40〜50代が約2,832万円を占めます。

若手の入口差より、昇給・役職・専門職等級が積み上がる中高年の差が大きい結果です。ただし各年齢区分の横断平均を架空の一人へつないだ試算で、実際の生涯賃金ではありません。

横浜・川崎・厚木の大企業で50代まで伸びる制度

地域背景の読み解き

日産自動車、富士通、NEC、ソニーなど神奈川県の大企業拠点では、管理職・高度専門職・技術職の等級と長期昇給があります。中小企業は早く責任ある仕事を担える場合もありますが、役職数・賃金表・退職給付は会社ごとの差が大きくなります。

企業規模は平均的な給与カーブを分けますが、職種、業界、転職、昇進、雇用継続で個人差は大きくなります。「大企業なら必ず3,583万円多い」という結論ではありません。

読み取りの注意点

読む前の注意

試算は所定内給与の月額差を38年間へ単純に掛けたものです。賞与、残業代、退職金、昇給停止、転職、失業、60歳以降、現在価値、税・社会保険を含みません。企業規模別の横断平均であり、個人の予測値ではありません。

まとめ|規模差の本体は40〜50代の給与カーブ

この記事の結論

単純試算では大企業と小規模企業の所定内給与差は約3,583万円で、その大半が40〜50代に生まれます。 就職判断では初任給より昇給制度、専門職・管理職コース、退職金を確認すべきです。

  • 20代約115万円
  • 30代約636万円
  • 40代約1,248万円
  • 50代約1,584万円
  • 合計約3,583万円(限定的な単純試算)

出典:記事末尾の「分析ノート」に記載した公表統計


📊 分析ノート

本記事は以下の統計データをもとに作成しています。

  • 使用統計:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(統計表ID:0003426933、e-Statで見る)
  • 対象地域:神奈川県
  • データ取得日:2026年6月6日

※ グラフ・表の数値は上記統計データをもとに独自に集計・可視化したものです。

  • 注意点:本文では公表統計の数値を中心に整理しています。産業構成・企業規模構成・職種構成など本文外の要素もあるため、統計表から直接確認できる数値と解釈は分けて読む必要があります。

※ 表の数値は上記統計データをもとに整理したものです。